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2013年 01月 13日
ムン「会長、シンイナチーム長との会議の時間です。それからこれはシンミヒョク代表からです」 ロイヤルグループのチャリティーバザーの招待状を渡すムン秘書 チャリティーにやってくるスンジョ。イナからコンセプトの説明をうけて。そこへやってくるイルナム。 ス「どうしたんです、そんな風に遠くから見つめて」 父「仕事は何時終わるんだ?」 ス「どうして?」 父「め・・・」 ス「めし・・・?」 父「飯・・・食わんか?」 ス「飯食べようと?会長と私で?」 父「嫌ならいい!」 ス「食べましょう」 父「・・・!」 ス「食べましょうって」 二人和食レストランで 父「さあ、食べよう」 さしみに醤油をつけようとするイルナム ス「あ!それは私の醤油ですが」 父「あ・・ああそうか。仕事どうだ?」 ス「・・・ええまあ」 父「お前、ハンセギョンとはうまくいってるのか?仕事は何を?ご両親は?」 ス「・・・」 父「お前のことだ。ちゃんとやってるんだろうが、家門にかかわることだ。普通のことじゃない。JKグループを見てみろ。あの富豪であり伝統格式のある家門でさえ、嫁一人のためにあのざまだ。お前も新聞で読んだだろう。あの鉄の会長婦人でさえ倒れたんだ。JKの2番目の息子は愛の力だなんだといってキムインスクとかいう大学もでてない女と結婚してあの悲劇だ。 ス「彼の一番上の息子の嫁はグソングループの娘じゃなかったですか?それも離婚して」 父「ああ・・・・それはグソングループがいろいろご活発で」 ス「セソングループの2番目の息子嫁も政略結婚の末離婚してますよね」 父「それはだな・・」 ス「ヘソンの娘も離婚してます・・慰謝料いくらだったかな?あ~、会社の機密ももらしたとか」 父「黙れ!お前はだからダメだんだ!父親がこうだといったら「はい、わかりました」といえばいいんだ」 ス「そんな考えだからロイヤルグループは業界5位から発展しないんですよ」 父「いいからだまって食え!おい!塩辛いぞ!」 ド「父上と食事したって?お前が」 ス「あの年寄り、全然変わっとらん」 ド「これも愛の力だなぁ。お前も変わったな、前は俺の話全然聞こうとしなかったのに」 ス「・・・・」 ド「おい、これどうしてまだハンセギョンに送らないんだ」 ス「ダメなんだ・・・怖くて」 ド「全部見せるっていったじゃないか、それくらい愛してるって」 ス「そうだ、愛してる。覚悟もした」 ド「覚悟?」 ス「もしセギョンさんの答えがYESなら頑張ると!」 ド「ほ~~、じゃあすぐ送らなくちゃ」 ス「なのに・・もしこれを見て俺のこと嫌いになったら?」 ド「じゃあ俺が送ってやる~~~(封筒もって走り去って)」 ス「やあ!」 ドンウクが送ったUSBがセギョンのもとに届きます。 そのころユンジュの訪問をうけるスンジョ ス「ソユンジュ、やあ!ソユンジュ」 ユ「私も悪かったけど、あなたのほうがずっと悪い。私を利用したのはあなたよ。私がだましたんじゃない、あなたが私を信じなかったの。私たちを終わりにしたのもあなた。」 ス「どうしたんだ!」よろめくユンジュ ス「縁談のせいなのか?・・・だからあれは」 ユ「私を愛してるからすべてを棄てたと?笑わせないで。本当はお父様に見せ付けたかったんでしょ『私はあなたとは違う、違う生き方をするんだ』そう見せ付けたくて、お父様に勝ちたくて私を利用したんじゃないの?」 ス「….!」 ユ「お父様がこういわなかった?誰かに好きだといわれたら、それはお前を利用するつもりだって・・・あなたは初めから私のこと信じてなかった。すべてを投げうつくらい私を愛してるといったけど、私を試したのよ。すべてを失ったあなたでも愛するかどうかを」 ス「・・・」 ユ「違う?」 ス「ああ・・・そうだ。俺が目を覚ましたとき、お前はもういなかった、跡形もなく。お前がパリに残っているというのをしったのは3ケ月後だった。電話番号をしらべて、どこに住んでるかを知るまで5ケ月、そしてお前に一目会うまで1年。本当に会いたかったわけじゃない。お前という女が本当に存在したかどうかをこの眼で確かめたかった。この世で俺を一番愛してくれた女が・・・。 幼いころ母が与えてくれた愛情より、もっと深い愛で俺を包んでくれた女。愛されてなかったとは思わない。だが、どこまでが本当なのか、それを考えると気が狂いそうだった。これは真実なのか、偽りなのか、とめどもなく問い返した。そして疑った。」 「知ってたわ。1年の間、あなたが狂ったように私をパリで探していたこと。その間ずっと手紙を送り続けていたことも。全部読んだわ。そしてわかった。だから復讐するしかなかったことも」 ス「そうだ、あの時は復讐しか考えられなかった・・お前と父を死ぬほど憎んでいたからか。そうでなければ生きていけなかったからか。だけど、ひとつ分かった事がある。俺たち、ちゃんと終わらせていなかったんだ。お前がある日突然消えて、俺がずっとお前を探し求めて、だから今こんなことを言う・・ソユンジュ、すまない、お前を守れなかったこと。信じられなかったこと。全部すまない・・・・幸せになってくれ」 スンジョのUSBを見返すセギョン ス「セギョンさん・・驚いたでしょ?僕、こんなことしてきたんです。父親と元カノに復讐するために台本まで書いて、それを録画して、何回も見直して。僕・・まともじゃないですよね・・だけどこれが全部じゃないです。親父に縁を切られて遺産を放棄させられて追い出されたとき 6年前パリ 父「生まれてから今日まで、お前のものだったものなどひとつもない。財布!(身分証だけ抜き出して)身ひとつで追い出すこともできるが・・出て行け」 (スンジョ立ち上がって) 父「もうひとつ!その時計もだ」 ス「今まで、誰にも話したことなかった。サインをして出て行くとき、心の中でこう思ったんです。「大丈夫だ、この時計を売れば2,3ケ月は生きていけるって。それくらい高価なものだったから。でもそれを見透かされたみたいで死にたいくらい恥ずかしかった。情けないよね。 それから・・・ここに書いてあるのは僕のIDです。これを知ってるのは世界中でセギョンさんだけです。インターネットで検索してみればわかります、僕の書きこみが全部でてきますから。普段口にするのもはばかれるような事、外ではいえないような事、悪口、そんなことを一日、食事もせず眠ることもせず書き続けていました。僕・・・そんな奴です。僕の中にそんな汚いことがあふれているんです。そんな僕を受け止めてくれますか? この話をしようかどうか悩みました。僕と同じくらいセギョンさんも幸せに見えたから、。そのセギョンさんの幸せを台無しにしたくなくて・・。でもどれほど僕が穢れていても、すべてを見せ合った後お互いを抱きしめあえるのが愛だと思うんです。・・セギョンさん、もう一度聞きます。こんな僕・・・受け入れてくれますか?」 コートをもってかけだすセギョン。送り続けるメール (家にいる?) (今タクシーでスンジョさんの家に向かってます。) かけつけるセギョンをみかけるユンジュ、「すべてを告白する」といっていたセギョンを思い出し、追いかける。 そのころセギョンからのメールに気づくスンジョ。部屋に入ろうとするセギョンをユンジュが引き戻し セ「ユンジュ、どうして?」 ユ「もしかして告白するするつもり?」 セ「どうしてここに?」 ユ「やめろっていったでしょ?」 セ「どうしてここに?」 ユ「やめて!帰って。告白なんてしないでしょ?」 セ「彼は全部みせてくれたわ。だから私も話さなくちゃ」 ユ「いいえ、男は違うわ。全部話したとき、変わってしまうのよ、知ってるでしょ」 セ「彼は違う」 ユ「男なんて皆同じよ」 セ「ソユンジュ、あんたが彼の何をしってるっていうの?」 ユ「私がその女なのよ!」 セ「・・・・!」 ユ「言ってたでしょ、フランスで一緒に暮らしてたチャ・ユンジュ。それが私。彼の元カノ。取引のために棄てた男ってのがチャスンジョなの」 セ「え?」 ユ「あの時チャスンジョは死ぬところだった。PTSD(心的外傷ストレス症候群),知ってるでしょ?」 セ「・・・」 ユ「生涯で愛した女がたった二人、その二人が彼を利用しようと近づいた。おまけに二人は友達・・・あんたが告白したら彼は死ぬ・・・死ぬかもしれない」 そのころ家の前でセギョンを待つスンユ ユ「告白?それはあんたの良心に対する自分勝手でしょ?告白したほうが心安らかになるかもしれない。でも聞かされた方は?よく考えて。あんたの告白でチャスンジョの人生がどうなってしまうか。そしてあんたの人生がどうなるかも。あんたがチャスンジョを救わなくちゃ。(そして私も救って)」 ユンジュの告白に座り込んでしまうセギョン。 力なく歩いてくるセギョンを見つけるスンジュ ス「セギョンさん!どうしたんです。どうしてここに?ああ、道に迷ったんですね。こんなに手が冷たくなって・・見たんですね?大丈夫ですか?・・・僕があんな人間でも大丈夫ですか?」 セ「・・・」 ス「ああ、セギョンさんの顔、見るのがつらい。僕・・・受け入れてくれますか?ね?ね?」 セ「はい・・」 ス「!今、はいっていいました?」 セ「はい・・・」 ス「ほんと、ほんとに?いいんですか?書き込みも全部みたんですね」 セ「ええ・・・」 ス「なのにどうしてそんなに暗いんですか?」 セ「なんでもないわ」 ス「ああ、わかった。セギョンさんも私に告白するの心配だったんですね。僕もそうでした。」 セギョン抱きしめて ス「ありがとう、ありがとうセギョンさん・・じゃあ明日僕と一緒に来てください。時間大丈夫?」 セ「はい・・・・」 ス「セギョンさん、大丈夫?不安だな、明日本当に来てくれますよね。じゃあ行きましょう、送りますよ」 セ「いえ、明日会いましょう。さようなら」 幸せそうにセギョンを見送るスンジョ (セギョンさん、明日5時に清潭コンベンションセンターで。きっと来てくれますよね) (はい) 「あ~なんで絵文字がないんだ・・・・でも返事はYESだ!」 うさぎを見つめながらなにかを決心したようなスンジョ ロイヤルデパートチャリティーバザー会場 イミニョク一家とタミーホン、スンジュとイナのお見合い話に花が咲く。そこへやってくるイルナム。 セギョンと待ち合わせるスンジョ ス「セギョンさん、どこですか?」 セ「今着きました」 ス「どこですか?・・・やっぱり時間厳守ですね。行きましょう」 セ「どこへですか?」 ス「連いて来て」セギョンをつれて イナ「ジャンティエールシャー会長だわ」 しりごみするセギョンの手をひいてくるスンジョ、一同驚いて。 ス「紹介したい人がいます。私の彼女ハンセギョンです。」 あっけにとられる一同。 ス「セギョンさん、挨拶して。父です」 セ「・・・(黙って頭をさげて)」 ス「父さん、僕たち、結婚します」 父「・・・・!」 #
by gansoga
| 2013-01-13 19:56
| 清潭洞アリス 6-10
2013年 01月 12日
寒さにふるえるスンジョ、走ってくるセギョンを見つけてほほえんで ス「本当に来てくれたね、僕、受け止めてくれるね」 セ「私、言わなくちゃいけないことあるの」 ス「僕もある。まずは返事から聞かせて。受け止めてくれるよね、ね?ね?」 セギョンだまってうなずいて。そんなセギョンをだきしめ360度ターンするスンジョ。 ス「ありがとう、ありがとうセギョンさん。本当に凍って死ぬかと思ったよ」 ド「さあ、プロジェクト準備しなきゃ」 ス「だめだ!」 ド「お前、やらないのか」 ムン「ああ、場所を変えますか?」 ス「だめだといってるだろう。早く行けって」 ド「わかったよ」「じゃあね」 コンビ二で暖をとる人。セギョンマフラーを掛けてあげて セ「本当に凍りそう。中で待ってれば良かったのに」 ス「本当の・・カップルみたいだ」 耳に缶コーヒーを当ててもらってうれしそうにあまえて ス「こ、こっちも」 ス「僕が送るっていったのに」 セ「今日はどうしても私が送りたかったの」 ス「まったく頑固だな」 セ「中に入ってください。風邪ひきますよ。暖かいシャワーあびてね ス「。。。」 セ「中に入ってって」 ス「セギョンさん見送ってから」 セ「分かったわ」二人手をふって ス「セギョンさん、気をつけて」」 セ「行きます」 ス「セギョンさん!」 セ「まだ何か?」」 ス「明日も会える?」ほほえみながら手を振るふたり 部屋に入り、凍えた手をセギョンのマフラーで温めながら今日の幸せにひたるスンジョ。自然と涙があふれて。 セギョンのケイタイに送られてくる幸せウサギのメッセージ。 ス「僕たち、明日どこで会う?」 セ「どこでも^^」 ス「わぁ、絵文字付だ」 ス「じゃあ10時までに迎えに行く。どこへ行くかは僕に任せて」 セ「はい^^」 スンジョ、USBをながめて セ(明日は、必ず言わなきゃね、真実を。ハンセギョン、できるわね) スンジョ、セギョンの会社前に迎えに来て、一人出迎えの練習。 ス「アンニョン、セギョンさん、来たね。来た?来たよね?」 セ「ええ、来ました」 ス「(びっくりして)あ来たね。寒いでしょ、早く乗って」 セギョンを車にのせて ス「う~、寒い。早く出発しよう、バリバリバリバリ(早く)」 セ「今日はどこへ?」 ス「パリ、フランスの。さあ出発」 二人空港のロビーを歩きながら セ「ちょっと待って。今から本当にパリへ行くの?」 ス「そうだって言ったでしょ?僕休暇とりましたから、セギョンさんも休暇とって」 セ「どうしていきなり、荷物も持ってきてないのに」 ス「基本的なものは持って来ましたから、残りは買えばいい」」 セ「切符は?」 ス「買えばいい」 セ「どうやって?連休なのに」」 ス「ファーストクラスなら、いつでも空きがあるでしょ?」 セ「パスポートは?ないですよ」 ス「パスポートは~~セギョンさんのかばんの中。」 セ「え?」 前日アジョンにセギョンのパスポートを頼むスンジョのメール ス「セギョンさんのパスポート、かばんにいれといてください」 アジュン「セギョン、パスポートないけど?」 ス「どうしてパスポートもってないですか。あんなにパリに行きたがってた人が」 セ「本当にいけるようになったら作ろうと」 ス「あ~、完璧な計画だったのにな~」 セ「別のことすればいいじゃないですか。何しましょうか?」 ス「パリのクレープ屋まで予約したのに。セギョンさんが言ってた店も予約して」 セ「私の好きになった人ってすごいレベルだったんですね。私が7年掛けてもいけなかったのに、この人は行きたいときにいつでもいける」 ス「何ですか?また遠ざかった?僕はただ、セギョンさんがしたかったことを実現させてあげたくて」 セ「わかってますって。ありがとう」 (言わなくちゃ、今日こそ) ス「次は絶対一緒に行こうね。パリ。」小指を差し出して。 ス「どうして?行きたくないの?」 セ「・・・行きましょ」 「まず旅券づくりからだ」セギョンに証明写真を撮らせるスンジョ。一緒に入って認証ショット。 セ「今からどこへ?」 ス「お茶を飲みに・・一緒に行きたいところがあるんだ。」 セ(今から言うのよ) ギャラリーへやってくる二人。一枚の絵をながめながら ス「大学の卒業作品です。あの絵。」 セ「スンジョさんが?」 ス「パリで一文なしで苦労してたとき、僕の人生を変えてくれた絵なんです。」 セ「・・・」 ス「僕・・セギョンさんに言ってないことがあるんです・・パリで苦労したのは父と絶縁したからだといったでしょ?でも絶縁したのは父の許しを得ずにパリへいったからだけじゃないんです。パリで、ある女性とであったんです。」 セ「お父様、反対されたんですか?。」 ス「もともと僕にすることはすべてきにいらなかったって言いましたよね」 セ「・・・・」 ス「負けじと反抗したんです。すればするほど父も頑固に反対して。結果的に絶縁しました」 セ「スンジョさんがさきに出ていったんですが?」 ス「父もそれを止めませんでした。遺産放棄書を用意して身分証だけ残して僕を放り出した。学費も生活費もただちに切られて。下宿も追い出されて。そのとき150ユーロだけが全財産でした。韓国に帰ることもできずに。そのとき初めてわかったんです。凍えて飢えるってこういうことなんだと。このままじゃ死ぬと」 セ「それで名前を変えて二度とお父さんに会わないと決めたんですか?」 ス「そうです」 セ「会いたくないんですか?」 ス「たまには会います。子供みたいに喧嘩しますけどね」 セ「それで?お父様と絶縁してからどうなったんです?」 ス「彼女とはうまくいかなかったんで。生活も、心もどん底でした。野宿しながら、人の食べ残しを食べながら描いた絵なんです。」 セ「なぜこの絵がここに?」 ス「2008年、パリボザールオークションで売れたんです。3万ユーロで。」 セ「3万ユーロ!?」 ス「僕も驚きました。3万ユーロで落札されたって聞いて、僕の絵じゃない、何かの間違いだって。でも本当でした。不思議でしょ?ただの無名画家なのに。そうやって高値で買ってくれたから、私の絵に買い手が殺到したんです。稼ぐために描いて描きまくりました。特に上層階級にね。その中にアルテミスのロベル会長がいたんです。」 セ「キャリーパクという人はスンジョさんの恩人ですね」 ス「キャリーパクさんじゃないです。彼も誰かから託されたんです。最初に私の絵を買ったのが誰だかわからないんです。どこの誰だかわからないですが、本当に感謝してるんです。その人のおかげでここまで来る事ができたんですから」 セ(私も言わなきゃ) ス「どうして・・どうして絵をやめて、アルテミスに入ったか聞かないんですか?」 セ「どうしてですか?」 ス「やるべきことがあって」 セ「やるべきこと?」 ス「何かというと・・・」USBをとりだして「ダメだ、まだ渡せない」 セ「何ですか?」 ス「ダメです、これを見たら僕のこと嫌いになるから」 セ「・・・」 ス「今はまだダメです。もう少しあとで」 セ「私も言うことがあるんです。スンジョさんにいえなかったこと」 ス「なんです?」 セ「言ってしまったらスンジョさんこそ私を嫌いになるかもしれない」 ス「何なんです?」 セ「私が・・・実は」 ス「ちょっと待って」 セ「話さなくちゃ」 ス「怖いんです。聞いてもたいしたことなかったら?そうなったら本当に僕の秘密、話せなくなる」 セ「そんなこと絶対ありません。本当は・・・」 ス「ダメです。絶対僕が先に話す」 セ「聞いてください。今話さなくては」 ス「だめです。少し待ってください。待てませんか?少ししたら全部話しますから、そのときまで。セギョンさんそのとき話してください。私のを先に聞いてから」 ス「何を考えてるんですか、黙りこくって」 セ「いいえ・・・そういえば前に言ってましたよね。お父様をとても意識してると。いいことだけ見せたくて、ダメなところは隠したいって。お父様なんておっしゃってます?スンジュさんがこんなに大成功して帰ってきたのをご覧になって。」 ス「すごくくやしかったでしょうね。へこたれてのこのこ帰ってくると思ってたのに、そうはいかなかったから」 セ「そうじゃないと思います。気まずくてどう気持ちを表したらいいか分からないんですよ。うちの父もそうでした。美術コンテストで賞をもらったときも、よくやったとは絶対言いませんでした。でも賞や絵や学校新聞まで全部集めてましたよ」 ス「そんな人じゃないです。そんな家族でもない」 セギョンを家までおくりとどけて。 セ「お休みなさい」 ス「セギョンさん、今日どうでしたか?」 セ「恐ろしかったです」 ス「あ~っ、いきなりパリに行くとかいったから?ちょっとやりすぎだった。ドンウクが馬鹿にみえるからやるなっていったのに」 セ「そうじゃなくて・・・楽しすぎて。あまりに楽しくて、面白くて」 ス「それが・・・どうして恐ろしいと」 セ「そうですね。これからはそう思わないようにします。早く帰らなくちゃ。明日も会うんでしょ?」 ス「そうだ。中に入って」 そんな二人を車の中から不安げにみているユンジュ。 ス「明日また!」 足取り重く階段を上っていくセギョンに声をかけられないユンジュ。 #
by gansoga
| 2013-01-12 21:26
| 清潭洞アリス 6-10
2013年 01月 10日
イベントが終わり、一人片づけを任されたセギョン、そんなセギョンを影から見つけるスンジョ ス「セギョンさん!まだ帰らないの?」 セ「まだ仕事があるんです」 ス「ご飯食べました?」 セ「仕事しなきゃ」 ス「誰かに頼んで食べに行きましょう」 セ「お先にどうぞ」 ス「どうしてですか、一緒に・・・」 セ「お願いですから帰ってください」 さみしそうに立ち去って・・・そこへメール「振り返ってみて」 そこにはいつのまにかスンジョが。ふりむいたセギョンと思わずキス ス「み・・・見たやろ。これでも遠いんか?こんなに近いのに。」 走り去って、振り返り ス「やあ、ハンセギョン。俺は絶対あきらめないぞ、絶対!」 ハートマーク連発で躁ダンスを踊りまくるスンジョ。 ス「セギョンさん、セギョンさん、セギョンさん。返事がなくても送り続けるぞ~」 そのころ居酒屋で酔いつぶれるセギョン。代わりにスンジョからと知らずにメールをうけたユンジュ、 ユ「セギョンさん、酔いつぶれてます。迎えにきて」 ス「迎え?」 ス(どこですか?) ユ(清潭洞の居酒屋) ス(3分でいきます) ユ「迎えがくるからちょっと待ってて」 居酒屋にとびこんでくるスンジョ ス「セギョンさん、セギョンさん!」見覚えのある顔におどろくユンジュ ス「どうしてこんなに飲んで」 ス「セギョンさんがこんなになるなんて、まるで子供だな。なんていうんだっけ?「失神女」!」 セギョンを嬉しそうに負ぶって ス「全然重くないぞ~」 思わず頬にふれるセギョンの手に、大喜びのスンジョ。そんなスンジョを驚きと不安の目で見つめるユンジュ セギョンを負ぶってようやくセギョンの家へ。 ス「あ~やっと着いた」 母「お酒ものめない子にこんなに飲ませて。どういうつもり」 父「セギョン、セギョン!」 ス「飲ませたんじゃないです。酔いつぶれてると連絡もらって、ただ送ってきただけです。最近会ってもくれなくて」 父「とにかく早く中へ」 ス「はい」 セギョンをベッドにおろして 「全然しんどくないぞ~前にチェアジョンをつれてきたときは死にそうだったけど」 「セギョンさん、もし目がさめていてもそのまま僕の話を聞いてて。僕の心臓、すごく早く鳴ってるでしょ。僕・・・セギョンさんの前にいるといつもこうなんです。セギョンさん、度胸があって、正直で、勇気のある人だけど・・僕は弱い人間です。情けなて、怖がりで、小心もので。でもがんばって言いましたよね、セギョンさん好きだって。だからセギョンさんも恐れないで。」 セギョンの腕をとって 「やれば出来る!アジャアジャファイティン!・・・ああ、こんなことしちゃいけない。寝てますよね。おやすみなさい~~」 目がさめていたセギョン。再び涙。 妹「今度の木曜日、何の日が知ってます?」 ス「え?何の日です?」 妹「あ~こんなだから姉さんに嫌われるんだ。どんなお金もちでもね」 ス「まさか!セギョン誕生の日?」 妹「あ~いけてない」 ス「ちょ、ちょっと。助けてくださいよ」 オフィスでセギョンセンイルイベントに備えるスンジョ ド「スンジョ!」 ス「準備できたか?」 ムン「はい、おっしゃったとおり、全部準備しました」 ス「編集は完璧か?ギャラリーカフェは、予約したか?貸切か?」 ド「できたっていっただろ?」 USBをとりだして嬉しそうにながめるスンジョ ド「あ、それで一番重要なこと確認したか?ハンセギョン、くるのか?」 ギャラリーにやってくるスンジョ。一枚の絵を見つめている。 ド「よーし、完璧だ。あ、花束は?」 ス「ああ、キム運転手がすぐにもってくるはずだ」 とびこんでくるアジュンと妹 アジョン「セギョンは来ないわ。電話にもでない」 妹「家にもいないのよ」 セギョンから電話 ス「セギョンさん、どこです?迎えにいくから、場所を言って」 ス「今日、私を招待してくれようとしたの、知ってます。でも・・・行けません。それから、会長と私はこれ以上だめです。ごめんなさい」 ス「セギョンさん、僕の話を聞いて」 セ「ごめんなさい」 ス「セギョンさん!」セギョン電話をきって ス「セギョンさん!セギョンさん!」 ド「何だって?」 ス「俺とはだめだって・・・」 キム「はは、花持って来ましたよ。どこにおきますか?」」 間がわるいとキム秘書。 ド「ちょっとまって。それでどうするんだ。苦労してここまで準備したのに。断るにしてもこれを見てからだろう。別れてもいい。でもその前にこれを見せるべきだろ。やあチャスンジョ。やっとここまできたんだ、お前が。「ありがとう」の言葉を聴きたいがために全部計画したんだろう。俺たちがここまで完璧に準備したんだ」 ス「だから全部失敗だったんだって。ハンセギョンには何ひとつ計画どおりいったことがない」 ド「まだわからんだろ。今度はどうなるのか。まだ終わってないんだ。どうしてでも探し出せ。そして見せたかったこと、全部見せてみろ。それでもだめだというなら、それを認めろ。それから認めても遅くないだろ。」 キム「どういうことかわかりませんが、せっかくだからこの花束使って」 ムン「そうですよ、会長。まずハンセギョンさん、さがしましょう」 妹「どうやって探します?家?それとも会社?」 ムン「そこにもいなかったら?他にいきそうなところは?」」 ド「どこか心当たりは?」 アジュン「探せるわ!ケイタイのGPSよ。セギョンのIDとパスワード、彼女がケイタイなくしたときに聞いたから。彼女のケイタイの場所を調べればいいのよ」 目的地まで車をとばすキム運転手。漢江ぞいでハンセギョンを探しまわる5人。 寒風の中電話をかけながらセギョンをさがすスンジョ。ようやく川のほとりで泣いているセギョンをみつけて抱きしめる。 「行かないで。行かないで、行かないでセギョンさん。僕、今日セギョンさんに告白するつもりだったんです。かっこいい映画のように、名台詞を語って、素敵な告白を。」 離れようとするセギョンを再び抱きしめて。 「愛なんて一目で堕ちるものだ。こんな風に少しづつ愛せるなんて思わなかった。もし愛に期限があるのなら、1万年愛したい。『僕が死ぬ瞬間まで愛してくれる?』『いいえ。私が死ぬ瞬間まで私はあなたを愛します。』こんな風に素敵な台詞で告白するつもりだった。でもこれは本当じゃない。僕にはこんな台詞は似合わない。僕は・・・臆病なんです。愛した人が僕を捨てていくんじゃないかと。去っていくんじゃないかと、怖いんです。怖かった。幼いころ母が私の手を離して去ってったこと。かつて、愛した人が荷物をまとめて去っていったこと。夢に見るんだ。だからこわくて明かりを消せなかった。わかったでしょ。僕は格好いい会長じゃない。セギョンさんを救いにきた王子様でもない。僕はただ・・・セギョンさんを愛している情けない男なんです。僕はセギョンさんを情けなく愛します。だから・・・こんな僕を受け止めてくれるか・・・セギョンさんが決めてください。お願いだから僕を捨てないで、僕から去っていかないで、セギョンさんが僕を救ってください。」 「1時間だけ待ってくれます?」 スンジョ、うなずいて。 かけていくセギョン。タミーホンに、「愛は人の名前みたいなものだといいましたね。この世に何千何万とある名前のひとつだと。なんと呼ぼうと呼んだ人の勝手だと。そう、私のチャスンジョへの気持ちは見苦しい、でも見苦しい愛でも愛なの。だからこれから私はチャスンジョへの愛を「見苦しい愛」と呼ぶわ。私の好きに呼んでいいのだからそう呼ぶわ。見苦しいかもしれないけど、そう愛していくの。だからあきらめるのはそっちよ。私はこの見苦しい愛、決してあきらめない!」 タミー「・・・・・!」 #
by gansoga
| 2013-01-10 23:12
| 清潭洞アリス 6-10
2013年 01月 09日
ス「驚いたでしょ・・私がジャンティエールシャーです・・ごめんなさい、隠していて。」 セ(私も隠して・・・ごめんなさい) ス「私が・・・だめな男です」 セ(私が悪い女なんです) ス「もっと早く言うべきだったのに」 セ(もっと早く言ってしまえばよかったのに) ス「こういう奴なんです。自分の心も信じられず他人も信じられず」 セ(私を信じてる?) ス「でももう信じます。セギョンさんの気持ち、そして自分の気持ちも。僕・・・セギョンさんが好きです。」 セ(私も・・・すごく好きです) そんなふたりを怪訝そうにみているタミーホン ス「この手紙・・・セギョンさんがキム秘書が好きだっていう手紙を読んで・・本当に嬉しかった」 ス「セギョンさん・・だから」 (本当にごめんなさい) ス「混乱してたんです。会長と私、あまりにも遠すぎます」 「セギョンさん!」去ろうとするセギョンの腕をとって 去るセギョン、立ち止まり振り返るとそこにはうなだれたスンジョ ムン「コラボのプレビューイベントについて、GNが場所を決めてきましたが、ロイヤルデパートのクラブAだそうです。おそらくそこの売り場が一番大きいからかと」 ス「そのまま進めるように」 ムン「はい・・・それからホ・ドンウク先生がいらしてます」 ド「どうなった?会えたか?告白したのか?だめだったのか?」 ス「混乱してるそうだ。俺が彼女からあまりに遠い存在だと」 ド「なのにどうしてそんなに落ち着いてるんだ。告白、受けてもらえなかったんだろ?不安じゃないのか」 ス「俺が会長だと知ってすぐに受け入れたとしたら不安だったろう・・だがハンセギョンはただ悲しそうだった。・・だから、その瞬間すべて悟ったんだ。 ド「何を?」 ス「俺がすること、すべきことがいっぱいあるってな。やることがわかってうまくいくって確信した。そうだ、この気持ちよく知ってる。あの時もそうだった。ユンジュが俺の元を飛び出したとき、やるべきことが明確にわかった。俺は成功してやる、そして復讐するんだ、と。そして俺は確かに成功するんだってわかってた。あ~そうだ、あの時と違うことがひとつある。あの時は心が地獄だったが、今は違う」 ド「だからどうするんだって?」 ス「(水をのみほし)焼酎買いにいくぞ」 コンビ二で焼酎、つまみをどっさり買い込んで 店員「いいことがあったみたいですね」 ス「そうなんです、僕にファイティンって言ってください」 店員「・・・ファイティン」 セギョンの家をたずねるスンジョ ス「こんばんは!」 父「キム秘書がどうして?」 ス「連絡もなしに申し訳ありません」 いきなりあがりこんで 妹「姉さんいませんよ」 父「とにかく座って」 ス「まずお辞儀をうけてください」 父「お辞儀??」 ス「お義父さん、お義母さん、私はセギョンさんのことが好きです」 父母「・・・!」 ス「なのに、拒絶されました。というのも・・・実は・・・私がキム秘書じゃないからです。まずキムでもありません。」 父「まさか、同郷のハン氏じゃないだろうな?」 妹「そんなこと問題じゃないわ」 ス「キム氏ではなくシャー氏です」 父「シャー氏?」 ス「私がアルテミスコリア会長で名前はジャンティエールシャーです。 父母「・・・・」 父「君が会長だと?」 ス「すべてお話します・・・お義母さん、焼酎を準備していただけますか?」 母「ああ、・・そうね」 父「じゃあこの前言っていたパリで勉強したとか、父上の消息がしれないこととか」 ス「それは本当のことです。アメリカで勉強しているときに、自分一人の考えでパリに行きました。そのときに父から縁を切られました。パリで苦労したのも本当ですし、独力でここまできました」 妹「じゃあなんで姉は会長のこと嫌うんですか」 ス「私が遠い存在なんだそうです」 父「ばかな・・・」 ス「申しあげたとおり、私もどん底にいた人間です。ですからそんなに遠い存在ではないはずです。何よりもセギョンさん、心から愛してます。だから力になってください。お義母さん、お義父さん。」 父「まあ一杯のめ」(つづけさまにスンジョに注ぐセギョン父) すっかり酔い、セギョン父と「My WAY」を熱唱しているスンジョ ス「やあ!ハンセギョン!なんだって?おれが遠いって?お義父さん、私遠いですか?お義母さん、どうですか?」 母「いいえ」 ス「本当に近いのに。同じなのに、俺も。Mywayが18番なのさ。知らなかっただろう」 もりあがるスンジョたちとは正反対に、タミーホンからの通達に心が暗くなるセギョン GNとのコラボプレビューにやってくるスンジョ。カードにメッセージを書いているイナをみつけて ス「何をしてるんですか」 イナ「おいででしたか」 ス「カードを書いてますか?」 イナ「VVIPのかたがたにお渡ししようと」 ス「手書きで?」」 イナ「昔ながらのスタイルが好きなんです。こういうものが長く記憶に残るから」 ス「そうでしょ?何か特別なプレゼントをもらったような気がして」 イナ「ええ」 スンジョとイナ、仲良くカメラに収まって。セギョンをさがすスンジョだがそこにはチャイルナムが ユ「久しぶりですね、会長」 表情が曇るスンジョ ス「こんにちは」 ユ「オープン、おめでとうございます。次のシーズンには義妹とバックのコラボはどうですか?アルテミスのクラシックスタイルとClubAのファンキー、似合いそうだけど」 二人の姿を見つめるイルナムの視線に気づき動揺するスンジョ ス「なんなんだ、一体」 ユ「どっちみちこれからずっと会うことになるんだから。気楽にいきましょう」 ス「何でいつもちょっかい出す」 ユ「お父さん、まだ縁談あきらめてないわよ」 ス「関係ないことだ」 #
by gansoga
| 2013-01-09 22:33
| 清潭洞アリス 6-10
2013年 01月 07日
スンジョ自宅で今日の出来事について考え込みます。 (私は以前の自分を演技しなくてはならない・・・)スンジョの部屋を眺めながら自分に言い聞かせるセギョン 一方セギョンがつくってくれた幸福人形を抱きしめるスンジョ ス「どういうことだ。ハンセギョンはいったいどこにいったんだ。彼女が何回会長に合わせろって言ったと思う?会長に服があうか確認したいって言ってたのに。彼女のプロ意識はどこにいったんだ。おまけに電話にもでない。好きなはずなのに俺を避けて。会長に会いたいはずなのに消えて。いったいどうなってるんだ」 ド「会いたくてたまらないか、そうだろ」 ス「さっき、ムン秘書にその話を聞いたとき、心臓が破裂しそうだった。そうだ俺は彼女が好きだ。一刻も早くあって早く言いたい。これまで隠してたこと怒っていても、俺が会長で失望しても全部話してしまいたい。早く会って、俺の本当の姿、気持ち、全部話してしまいたい。 ユンジュ、セギョンとの話の中で自分とスンジュの幸せだった時間を思い出して。 「愛してたわ。おかしい?信じられないでしょ。でも愛が最初だった。でも知ってみたらすごい家だった。こんなことありえるんだと思った。でも愛のせいで終わりになった。私を愛したせいで彼はすべてを捨ててしまったから。家も両親も親戚もみな」 そのころセギョンの家の前でセギョンに電話しようとして躊躇するスンジョ。 ムン「指示通りパーティの件はまったく報道はされていません。それからGNからコラボレーションの最終案が来ました。」 机の上にいくつかの箱 ス「これは?」 ムン「ハンセギョンさんが渡してほしいと」 躊躇しながら添えられた手紙を広げるスンジョ 「会長、ハンセギョンです。突然お手紙差し上げる無礼をお許しください。私はこれ以上会長のスタイリストを続けることができません。なぜなら会長の秘書であるキム秘書を愛してしまったからです。しかし、今の私の境遇では人を愛する事はぜいたくなのです。現実の前には何の力もない愛。私にはそれが恐ろしいのです。そしてそれがわかっていながら、胸をときめかせてしまうそんな自分がもっと恐ろしいのです。会長が与えてくださった機会がどれだけ貴重なものかわかっています。それでもそれをあきらめなければならいほど今の私は切迫しているのです。会長にお会いして直接このことをお伝えできないと思い、パーティ会場を去りました。申し訳ありません・・・そして本当にありがとうございました。」 読みながら涙があふれてくる。 「GNへ」 GNへむかいセギョンに電話するスンジョ。がその電話はタミーホンの手に・・ キム「会長!ハンセギョンさんは病欠だそうです」 ス「病欠?」 セギョンの家をたずねようとベルを押そうとるすスンジョ セギョン母「キム秘書では?」 ス「ああ、こんにちは。ハンセギョンさんは?」 母「おりませんが」 妹「姉は病欠です。頭を整理したいから2,3日戻らないと」 ス「どこへいったかは?」 母「キム秘書もご存じないんですか?セギョンがこの2、3日変なんです。顔色も悪いし」 妹「家族でも知らないのに、どうしてキム秘書がわかるのよ。入りましょ。ところで何かお話があたんんじゃ?伝えておきますよ」 ス「いや・・・」 妹「では失礼します」 あきらめきれずセギョンの部屋をみあげるスンジョ 「セギョンさん、これを聞いたら必ず連絡ください。話があるんです・・・」メッセージを残すのをためらうスンジョ セギョンの大学の作業室を探しにやってきて、幸福ウサギの下書きをみながらセギョンを思い浮かべる。 ス「どうしようどうしよ。彼女どこにいたんだろう。何かあったに違いない。」 ド「ハンセギョンも逃げ出したいときがあるんだ。お前がそうだったように。とにかく待て」 ス「早く話してしまうべきだた」 ド「今でも遅くないって。どうしてこうしなければならなかったのかちゃんと話せば」 ス「信じられなかったから。ハンセギョンの心を知るまでは自分の心は全部見せない、心の隅でそう思ってた。ハンセギョンも他の女と同じようにハンセギョンもそうだと」 ス「馬鹿な俺。あの時と同じように自分の気持ちだけ考えて、ハンセギョンの気持ちを全然考えてなかった・・俺がすべてをだめにしたんだ。会いたいのに。会って話したいのに」 会社で戦略会議に出席するスンジョ 部下「ご覧の商品を生産する予定です。価格はマウスをあてると表示されます。」 ス「価格を再検討してださい。今回のコラボレーションの目的が何ですか。製品は雑誌を通じてのみることができるのです。購買意欲をそそるのは価格だけではないですか?今消費者に訴えるのは二つです。とても高いか、とても安いか。こんなあいまいな価格では買えというのか買うなというのかと批判されるだけです」 そこへドンウクからメール 「セギョンの居場所がわかった」 キム「どちらまで」 ス「玉水洞のカスパランド」 そのころ同じ情報をGetするタミーホン キム「会長着きました」 駐車場へ逃げるセギョン、そこにやってくるスンユの車。セギョンをさがしまわるスンユ。 「セギョンさん!セギョンさん!どこです!」 駐車場の階段を駆け上るセギョン 「セギョンさん!話があるんです!どこです!」 セギョン車の陰にかくれて。 「どこなんです!出てきてください!・・・わかりました。ただ聞いていてください」 (もしかして今言うつもり?) ス「セギョンさんにいえなかったことがあるんです」 (どうしよ・・・) ス「はじめから意図していたことではないんです・・何故か・・いやこれは言い訳です。実は・・本当はわたしが」 スンジョの前に姿をあらわすセギョン ス「せ・・・セギョンさん」 セ「キム秘書」 ス「セギョンさんに謝らなければならないことがあるのです。これを聞けばセギョンさんはもう私に会いたくないかもしれません。でも仕方ありません。謝りまらなければならないんです。実は私が・・・」 セ(セギョン、上手く演じて) ス「私が・・・」 セ(自然に驚いて) ス「アルテミス会長、ジャンティエールシャーなんです」 セ(ハンセギョン、上手くできてる?) #
by gansoga
| 2013-01-07 20:07
| 清潭洞アリス 6-10
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