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2009年 12月 26日
ヒョンギュがダナに「芝居の方が終業パーティーより大事ですか?」 「そろそろ認めたらどうだ。みっともないぞ」 「女に残酷なんだってな。お宅の妹がそう言ってた。可愛い妹のためとはいえ、 この人を利用するのは卑怯じゃないんですか」 「まったく、聞き分けのないヤツだな。 どうする?前に君が言った「どうしようもない気持ち」なんだ」 「あの人に言った、4年待つと。僕があの人を愛して4年だ、だからあと4年待ってみる。 よく聞け、妹のためにあの人を利用して弄ぶなら、殺してやる」 そう言って立ち去るヒョンギュの後姿を見つめるガンソク。 このヒョンギュの後姿を見ているガンソクのシーンが結構長いのです。 (私は雪の中のシフssiの姿から「イルジメ」を思い出すのですが) ここでガンソクはヒョンギュにナニを思っているのでしょうか? ガンソクはヒョンギュを妹ヘジュが愛する男として見ていました。 しかし、以前病院でヒョンギュが言った「自分でもどうしようもない気持ち」を今本当に自分でも知りつつあるガンソクが、その気持ちを4年も抱いているヒョンギュに対し何かを感じても不思議はないと思うのです。 あと4年も待つというヒョンギュ、そしてガンソクにダナを弄び傷つけたら殺すとまでいうヒョンギュに本当にダナのことを思っている、愛しているんだなと感じているのではないかと思うのです。 「オッパ、なぜか分からないけど今日はオッパの顔が見られない」 帰宅したガンソクに、先程のお見合いの話をするオンマ。ダナがいる時にはすると言った ガンソクですが、あっさりと断ります。二階に行くとヘジュが待っています。 「おもしろい?人の恋を邪魔しておもしろいの?」 「オマエおかしいぞ、オマエが好きな男からハダナを離してやったんだ、イイことじゃないか」 「本心はどうなの?・・・・返事できないじゃない」 「彼女を愛するよ、これでいいだろ。じゃぁ、オマエの愛は一体なんなんだ」 「彼の笑顔が好き。私は最初から彼に見て欲しいなんて思ってない。ただ、彼がハ教授を見て笑うのが好きだった。でもこの頃笑わない。兄さんのセイよ。だから兄さんが生れて初めて憎い」 「オレも彼女の笑顔が好きだ。だから生れて初めて・・・怖ろしい」 さぁ、おかしなことになってきました。当初の目的であるヒョンギュとヘジュのための「偽装恋愛」が当の二人にバレているだけでなくヒョンギュには「弄ぶなら殺す」と言われ、ヘジュには「憎い」と言われてしまったわけです。 ヘジュに「本心はどうなの?」と聞かれ、うろたえて「彼女を愛するよ」と返事をしているのは、大変おかしなことなのです。なぜかというと、ガンソクの本心はもう愛しているのに、ヘジュに「偽装」のようにウソの返事をしているのは本末転倒だからです。混乱ぶりがよく分かります。 元々、ガンソクには終りのあるゲームなわけで、「偽装恋愛」のつもりが「偽装」でも「ゲーム」でもない、という自分の気持ちに気づいたガンソクが、混乱し、生れて初めて怖いと思うのは当然なのです。 「怖い」のはヒョンギュにいつか殺されることでも、大事な妹のヘジュに「生れて初めて兄さんが憎い」と言われたことでもなく、紛れもない自分、イ・ガンソクの心なのですから。 日曜日、ハ家の3兄妹はそれぞれ仕事とウソをついてデートです。 「ヒョンギュが4年待つと言ってた。若いから気が長い。こちらも体力をつけなければ」と パーカーを渡しますが、ダナは着ません。 「寒いところにいる人も、今日は分かってくれます。愛する人が山で凍え死ぬのは望まないでしょうから」 ここで初めてダナはガンソクの言うことを聞き、パーカーを着ます。 あの湖畔でガンソクに抱きしめられた時、ジンハのことを「愛する人が寒いところにいる」としか言ってないのに、ガンソクはそれが亡くなった夫であることを知っていた、とダナも分かったはずです。しかし、あくまでも二人の間ではその人のことを「寒いところにいる人」としか表現していません。 「一人で大丈夫です」と通り過ぎます。 「スキンシップが怖いのですか。僕の手を握ると心が揺れるんですか、そうでしょ」 「同志の握手にも何も感じませんでした」 「じゃぁ、なぜスキンシップが怖いんです?」 「あなたが、それを楽しもうとするから」 「ありがとう。もう山に登ることはないと思っていました。10年前に寝込んだ後山に登りました、山に登ったら死ぬかもしれないと思って、そうなったらイイと思って・・・。でも、死ななかったんです。山で考えました。下りよう、そして生きよう。ただ生きよう。神が私に残酷なら、生きることで復讐しよう」それを聞いてガンソク立ち上がります。 「もう二度と辛い思いをして山登りなんかするのは止めよう。生きてやるのだから、二度とこんな大変な思いをするのは止めよう」 「さっきのありがとうはどういう意味ですか。二度と登りたくない山に強引に連れてきたのに」 「怠惰に生きるのを止めようと思ったんです。ただ生きてやろうなんて傲慢だって。生きている間は死に物狂いで生きなければ、それでこそ私に許された命に意味があるんだって 私たち下りましょう、死に物狂いで」 ***************************************************** 「ダンサーの純情」 장윤정 - 댄서의 순정(YoonJeong Jang) 【youtube】 またも、曲のご紹介です。 これがフリ付でガンソクがダナに教えるカラオケのオリジナルです。(だと思います) これはKBS-1の歌謡番組のようですねぇ。 ちなみに、あのヘンなフリは付いていません(笑)。 「ダンサーの純情」(2005)(ムン・グニョン主演)という映画がありました。(この曲とは無関係です)その原題のハングルをコピペしてYoutubeで検索したところ、この映像が出てきたわけです。見つけた時は大喜びして、すぐにgansogaさんにお知らせしました(笑)。 トロットですが、ハッキリ言って「ド演歌」です。 この映像は決して笑いを誘うようなものではありません。しかしこのドラマを見た人がこれを見ると、絶対笑うと思うのですがぁ・・・・?ぜひ、お試し下さい。 シフssiがインタビューで「ダンスと歌のシーンはカンベンしてと作家先生に懇願した」という記事がありましたが、堂々とやってるじゃないですかねぇ。 この曲、最終話までにあと2度ほど(お楽しみ)登場します。 なお、本年の更新はこれが最後となります。当初、昨年の本国放送と同じく(2008年SBS最終放送)24話までを年内にと考えていましたが果たせませんでした(汗)。 これから、このドラマの山場ともいえる展開に突入します。来年そのおもしろさを上手くお伝えできるか不安もありますが、頑張っていきたいと思っています。 来年もどうぞよろしくお願いいたします。 そして、来年が皆様にとってよい年となりますようお祈り申し上げます。 by MAYUMI
by gansoga
| 2009-12-26 18:02
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